大会理念

会長あいさつ

第1回「山の日」記念全国大会実行委員会
会長
 菅谷 昭(松本市長)

8月11日の「山の日」は、「国民の祝日に関する法律」(昭和23年法律第178号)に規定される16番目の国民の祝日として誕生しました。

この度、国民の祝日「山の日」の施行を記念しました、栄えある第1回の全国大会が、長野県松本市上高地を中心に開催されます。

山は、命の源となる水を生み、森林や田畑を潤し、海を育てます。そしてまた、新鮮な大気を作り、再び山に雨をもたらすといった、自然サイクルの根幹を担っています。これら山や海に代表される自然の恩恵は、私たち人間のみならず、この地球上に暮らすすべての生命に等しく分け与えられるべきものであると考えます。

私たちは、自然の恵みを受け、森羅万象の均衡によって生かされています。山の恩恵に感謝し、山と生きる私たちが抱える様々な課題の解決につなげていく第一歩を、この「山の日」制定を契機として踏み出していきたいと、切に願うものでございます。

第1回記念全国大会が、全国の皆様とともに、山の日制定の趣旨を共有できる、意義ある大会となりますよう取り組んでまいります。

大会理念

わが国は国土の約7割を変化に富んだ山地が占める「山の国」です。
日本人は古くから山を崇め、森の恵みを享受し、自然とともに生きてきました。
この美しく豊かな自然を守り、次世代へ引き継ぐことを銘記するため、8月11日が国民の祝日「山の日」として制定されました。
こうしたことを踏まえ、初めての祝日「山の日」を祝う行事となる、第1回「山の日」記念全国大会は、次の理念により開催します。

「山に親しむ機会を得て、山の恩恵に感謝する」という「山の日」制定の趣旨に対する国民の関心を高め、浸透を図ることで「山と人」との関わり方を見つめ直す機会とします。

山とともに生きていくため、山に関する歴史や文化の継承、自然体験の機会の創出、環境保全、観光振興、健康増進、山岳遭難や自然災害への対応など様々な課題の解決に向けた施策の展開に繋げ、山村及び山岳地域の活性化を図る契機とします。

「山」に関わるあらゆる分野の皆様と連携し、国民の皆様とともに、世界に誇る「山の日」制定にふさわしい大会として、清流梓川の流れる上高地から、国内外へ発信し、子供たちと一緒に「山の未来」を創造して次代へ引き継ぐ第一歩の日とします。

世界で初めて「山」を対象とした祝日を制定したことから、日本人の山に対する向き合い方、考え方などについて、山岳県信州・岳都松本から国内はもとより世界に発信するとともに、「山」に関する国内外の幅広いネットワークを構築する機会とします。