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山の日イベント

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全国「山の日」フォーラム

「山の日」フォーラム2025とちぎ 〜山と健康〜 実施リポート

2025.10.14

全国山の日協議会

山と健康の相関関係ってあるのかな? みんなで考えましょう!

国民の祝日「山の日」の趣旨は「山に親しむ機会を得て 山の恩恵に感謝する」です。
この趣旨をより多くの皆さんにご理解いただくため、当会では2015年から全国「山の日」フォーラムを継続開催し、山と自然と人間の課題を議論する場を設けてきました。
このたび、生活の様々なシーンに「山に親しむ機会」と「その恩恵」があることを思い起こす機会として、「健康・教育・防災・環境・経済・文化・信仰」などの中から「健康」にフォーカスしたフォーラムを、塩谷町のご協力のもと、10月13日スポーツの日に開催された「湧く湧くしおやウォーキング大会in船生」(栃木県塩谷町)に合わせ、塩谷町役場町民ホールで開催させていただきました。

午前中に開催された「湧く湧くしおやウォーキング大会in船生」

毎年開かれている「湧く湧くしおやウォーキング大会」、今年は主に船生地区を周回する3コース(4.5km、10km、18km)で実施されました。事前申し込みされた参加者数は330名、当会理事長の梶正彦、午後のフォーラム講師の安藤真由子さんも参加しました。
台風23号の伊豆諸島接近による影響が心配でしたが、実施の支障となるような雨風の影響はなく、田園広がる塩谷町の街道筋、18kmコースでは鬼怒川沿いにそびえ立つ佐貫石仏(国指定史跡の観音様が掘られた岩壁)を巡ります。
そしてコースの途中には4箇所のエイドステーションがあり、おにぎり、お米のパン、鬼嫁からあげ、焼き菓子などがウォーキング参加者に振る舞われました。
また、全国山の日協議会のオフィシャルパートナーの味の素株式会社からは、ウォーキングや安全登山に欠かせないアミノ酸のサプリメント製品「アミノバイタル」が配られました。

ウォーキング大会のスタートシーン

受付カウンターのスタッフも頑張ってました

そして午後は、山の日フォーラム2025とちぎ〜山と健康〜

今回のフォーラムは、午前中のウォーキング大会と連携しての開催なので、プログラムは、
1)講義「より健康になるためのウォーキングの取り組み方」安藤真由子さん(体育学博士 健康運動指導士 登山ガイド)
2)わくわくトークショー「登山はライフワーク〜楽しく末永く〜」小林綾子さん(女優 山の日アンバサダー)
でした。

安藤真由子さんの講義では、、、

安藤さんは午前中のウォーキング大会にも参加し、参加者の皆さんとともに塩谷町を歩くなかで、ご参加の方々がウォーキングの過程で普段は気づかなかった町並みや植物などを発見されていることを、講義の中で紹介してくださいました。
それは、普段使いの移動手段の自動車の速度では見過ごしてしまう風景が、歩行というスピード故に可視化されることの証かもしれませんね。
講義では、ウォーキングのレベルアップ法として、ウォーキングのエネルギー消費量の計算式や、さらに負荷を掛ける運動の紹介をしてくださいました。
また、ウォーキングの感想として、水分消費と水分摂取の重要性をお話しくださいました。

ウォーキング大会会場でゴール後に参加賞を受け取る安藤さん

塩谷町役場町民ホールで講義中の安藤さん

小林綾子さんの講演では、、、

女優で山の日アンバサダーも務めてくださっている小林さんは、「登山はライフワーク 〜楽しく末永く〜」というタイトルの講演で、NHK朝の連続テレビ小説「おしん」の出演に至るお話、海外でも放映される世界共通の「おしん」の魅力などを紹介され、そのあとは、幼少時からの登山体験、2017年には高原山や尚仁沢を訪れたお話をしてくださいました。
さらに、最近では、念願だった長野県白馬の大雪渓、北穂高岳、槍ヶ岳などの高い山、ホームゲレンデの埼玉県秩父の伊豆ヶ岳、静岡県の沼津アルプス、神奈川県の鎌倉アルプス、NHK「にっぽん百名山」で訪れた山形県の翁山のお話に続き、
末永く山を楽しむ術や、健康も「山に親しむことの恩恵」のひとつであることなど、短い時間ではありましたが中身の濃い講演でした。

講演中の小林綾子さん

塩谷町の見形町長(左)、小林綾子さん(右)

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