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山の日レポート

山の日レポート

加賀市「山の日」フォーラム 【報告3】

2021.06.21

全国山の日協議会

《深田久弥》のご紹介

報告者:
NPO法人 深田久弥と山の文化を愛する会 紋谷 友幸

深田 久弥
1903(明治36)年3月11日 石川県加賀市大聖寺生まれ。
11歳の時に先輩と共に地元の《富士写ケ岳(942m)》に登頂したことがきっかけで登山に興味を持つ。
福井中学校(現藤島高等学校)、帝国大学(現東京大学・中退)を経て、改造社入社。
鎌倉文士の一人として多くの作品を執筆しつつ登山に専念し、1964(昭和39)年に読売文学賞となる《日本百名山》を出版。
その後も《ヒマラヤの高峰》《シルクロード》等、多くの作品を執筆。
1971(昭和46)年3月21日 山梨県茅ケ岳を登山中に脳溢血にて死去(享年68歳)

深田 久弥

《深田久弥山の文化館》の紹介

1997(平成9)年 地元出身の作家であり登山家でもあった深田久弥の功績を広く紹介する為に、地元文化協会の中から《深田久弥を愛する会》を設立し、同時に上記目的を遂行するための施設開設を加賀市と協議のうえ2002(平成14)年12月、深田久弥山の文化館を開館しました。

初代館長  故 高田宏(作家)
敷地面積  約2,860㎡
建物延べ床面積 約680㎡

深田久弥山の文化館

この施設は大正天皇・昭和天皇の御大典の際にお召しになる羽二重を制作・献上していた織物会社の事務所・倉庫などを流用したものです。
明治43年に作られた建物で国の登録有形文化財・近代化産業遺産建築物に指定されている由緒ある建物でもあります。

また、敷地内には樹齢650年と言われている大イチョウ、樹齢750年と言われているスダジイ等多くの巨木が茂り、異空間を感じさせる独特の環境が構築されています。

樹齢650年と言われている大イチョウ

《NPO法人深田久弥と山の文化を愛する会》の事業

《深田久弥を愛する会》は2015年4月に《NPO法人深田久弥と山の文化を愛する会》となりましたが、加賀市の指定管理者として深田久弥山の文化館の管理をしながら下記事業を展開しています。

講師を招いた講演 《聞こう会》を開催

① 深田久弥に関する資料の収集・展示・発信

② 講師を招いた講演
(イベント名《聞こう会》を開催)
令和元年度実績
7月:奥原仁作(参加30名)
10月:宮下由美子(参加25名)
11月:佐々木泉 等(参加60名)等

③ 深田久弥の作品を精読し作品のより深い意味を学習する読書会
令和元年度実績
6月:『日本百名山』「岩木山」(参加11名)
1月:『日本百名山』「北岳」(参加15名)
2月:『日本百名山』「浅間山」(参加15名)等

④ 施設整備

⑤ 会員親睦を目的とした登山会・親睦会などの行事

⑥ 県内山岳会との共同事業【久弥祭】
毎年4月第四日曜日に富士写ケ岳(深田久弥が初めて登った山)登山口にて開催。

⑦ 地元小中学生による絵画・写真等の作品展
(《ふるさとの自然ふれあいコンクール》)

⑧ 写真展・絵画展などの作品展の開催

⑨ 広報誌の発刊
(《山の文化館だより》年4回発行)

会員親睦を目的とした登山会・親睦会

広報誌の発刊(《山の文化館だより》年4回発行)

講師を招いた講演《聞こう会》の開催

《聞こう会》においては地方の施設であるにもかかわらず開館以来多くの著名な方々に御来館いただき貴重なお話を頂いてきました。
特に、深田久弥と交流のあった《田部井淳子さん》・《白簱史朗さん》・《直木幸次郎さん》・《高田宏さん》達のお話はもう聞くことが出来なくなっており、講演録は貴重な資料となっています。

資料は主に深田久弥に関する資料・山に関する書籍等を中心に継続し収集しています。

成長を続けるミュージアム

《成長を続けるミュージアム》

開館当時は約2,000点の書籍・資料でしたが、全国の深田久弥ファンや山岳愛好家の方々によるご協力により現在は1万5千点以上になっています。
このため2018年8月に貴重な書籍・資料を永く保管するための新たな収蔵庫を増設し、ご来館の方々には自由に閲覧していただける環境を整えました。
本棚に若干の余裕がありますので皆様の寄贈をお待ちしています。

当館は《完成したミュージアム》ではなく《成長を続けるミュージアム》を目指しています。その方針は開館当時から変わりませんし、当館を管理・運営する我がNPO法人の方向性も変わりません。
小さな施設ではありますが皆さんのご協力をいただきながらさらに進めていく所存です。どうぞ遊びに来てください。

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