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第33回ハセツネCupレポート ~選手編~
2025.10.14
2025年に行われた第33回ハセツネCup。
今年も、大会関係者のご厚意により、会場でインタビューをさせて頂くことができました。
お話を伺ったみなさま、お忙しい中でご対応頂きありがとうございました。
山の師匠が登山とトレイルランニングの両方をされていて、私はこれまで応援する側でした。
「自分はやらないかな」と思っていたのですが、師匠が「ボランティアもすごく楽しいよ」と話してくれて、昨年、ハセツネのボランティアに参加してみました。
日の出山でのボランティア活動は大変ではありましたが、とても楽しい経験でした。
そのときは優先出場権のことを知らなかったのですが、仲間から「来年は出られるよ」と教えてもらい、せっかくなら挑戦してみようと思いました。
一年かけて体を鍛えてきました。
そして登山の装備では重すぎるので、できる限り軽量化にも挑戦してきました。
今日の目標は「楽しみながら完走すること」です。
仲野選手
第3回大会から出場をはじめて、今回で通算25回目のハセツネ出場になります。
コロナで大会が中止になった時期は、目標を見失って練習の励みがなくなってしまうこともありましたが、こうしてまたスタートラインに立てることが嬉しいです。
今日の目標は、制限時間内に無事に戻ってくることです。
毎年出場しているので特別な緊張はありません。
全国の大会にも出ていますが、やはりハセツネは自宅から近いこともあって、特に親しみを感じる大会です。
今年はスタートとゴールの会場が変わり、新しい雰囲気ですね。
高木選手
佐藤さん
ここ3年ハセツネに出ています。今回はマーシャルとして参加します。
今日の目標は、できれば20時間を切ることです。昨日の雨が心配ですが、友人とワイワイ楽しみたいと思っています。緊張してしまって、実はちょっと睡眠不足です。
大西さん
マーシャルとは、選手として出場しながら、ほかの選手が安心して走れるように、本部に連絡したりルールを伝えたりする役割です。今日はまず安全に終わることが目標です。自分の目標もありますが、みなさんが怪我なく走り終えられるようにしたいです
マーシャルは今回35名いて、4月から毎月の講習会に参加してきました。
地図読みやテーピング、コースの確認などを学び、普通の選手より水や食料を多めに持って臨みます。
左:佐藤選手 右:大西選手
山内さん
初めての出場でマーシャルです。
まずは完走することが目標です。体調管理をしっかりして、食料をたくさん持っていきます。食べているほうが体調が良いので、こまめに食べながら走ろうと思っています。
山内選手
今日の目標は優勝です。
ハセツネには去年、初めて出場しました。
森の中を走り、夜間で景色も見えないということで、今までは正直あまり興味がなく出場していませんでした。でも、実際に出てみたらすごく面白くて、高山ではないけれどきついコースを夜に走ること、補給をすべて自分で持っていくこと、日本中の有力選手が集まっていること、そして応援がたくさんあること。
走ってみて初めて、みんなが毎年出る理由がわかりました。
実はスペインで行われた世界選手権から帰国して間もないので、時差ボケがまだ残っています。
でも久しぶりの日本でのレースなのでしっかり走りぬきたいと思っています。
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吉住選手は昨年に引き続き女子優勝されました。
おめでとうございます!
吉住選手
川崎さん
2週間前の世界選手権では状態が上がっていなくて。ですがそれをきっかけに気持ちのほうは上向いていました。2週間あれば自分的には大丈夫と思っていましたが、実際に走ってみると疲労が残っていたようで思うように進みませんでした。完走はできると思いますが、楽しく走れないと感じリタイアしました。
笠木さん
川崎さんとチームで出場しました。走ってみたら上位にいたので、このまま川崎さんと行こうと思ったのですが、醍醐丸あたりから膝がヤバくて。醍醐丸の応援で何とかと思ったんですけど、下りでピキっときてしまいました。
ーやはり応援で気持ちが上向くものなのですね
はい。ここ浅間峠の応援でも気持ちがグッとあがりました。
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第1関門の浅間峠にてお話を伺いました。
お二人の冷静な判断は、無理をせず、自分の体と向き合うことの大切さを教えてくれます。
左:笠木選手 右:川崎選手
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