
山の日レポート
通信員レポート
「一人の想いから始まる山 ― 岐阜・里山をつなぐ人々」最終話:山を通じて感じるもの
2026.08.04
本稿は、岐阜県の塩原将さんよりご提供いただいた原稿を基に
山の日協議会で編集を行なったものです。
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美濃國山城トレイルにはまだまだご紹介したい方々がたくさんいらっしゃいますが、メンバーの皆さんが共通して思っている事は、里山に対してもっとたくさんの方々の理解や関心を深めていきたいという事と、里山文化を後世に残していきたいという想いです。

このレポートを読んで少しでも山に興味を持って頂けたなら、是非とも山に登ってみてください。近くの里山なら高い靴も道具も必要としません。動きやすい服装で、少しの飲み物と食べ物をもって行けば十分です。自然の中を歩く解放感、吹き抜ける風の清涼感、苦労して登った山で見渡す景色の感動、自分の足で登ったという達成感、そのすべてが心を満たしてくれると思います。そしてまた山に来ようという思いにさせてくれると思います。

最後に、私の事を少し書かせて頂きます。私は小さい頃から自然が好きだった両親の影響で色々な自然のスポットに連れて行ってもらいました。また地元の里山も家族で登ったり、学校行事での登山や学校から帰って友達と山で遊んだりしておりました。そんなある日、日本の立山連峰に連れて行ってもらった際に、室堂ターミナルからの景色にまるで別の世界に連れてこられたようなものすごい感動がありました。大人になって、あの感動をもう一度味わいたいと思い、登山を趣味として色々な山々に登りました。色々な山々を登っていく中で、私は名だたる名山よりも地域の里山を登り地域の特性や文化を学ぶ方に興味を持つようになりました。それと同時に地元の里山の魅力をもっとたくさんの方々に知って貰いたいとも思うようになりました。そこでFacebookにて「低山をのんびり愉しむ」というグループを見つけました。ここで里山を紹介したらたくさんの方々に興味をもって頂けるかと思い投稿を始めました。そこで、全国山の日協議会理事長の梶さんと出会い、協議会のメンバーとして活動をさせて頂ける事になりました。登山、クライミング等の活動をしていて3年程前に、御嶽山での出会いがきっかけでトレイルランニングも始め、100km欲を言えば100mileの大会完走を目指して今も活動を続けております。

山での出会いは一期一会などと言った表現をよく耳にした事があります。しかし、私にとって人生を変えてしまう程の出会いが山という一つの事を続けてきたことによってたくさんありました。レポートを最後まで読んで下さった方々にも山で素敵な出会がある事を願っております。そして岐阜の山々に興味をもって頂けたなら是非とも足を運んで山々を楽しんで頂けたら嬉しい限りです。


私が「地元の里山の魅力をもっとたくさんの方々に知って頂き、里山を通じて地元を盛り上げたい」と抱いた夢は一人のとても小さなものから始まりました。その夢を追い続ける中で、蔑まれる事や馬鹿にされる事も少なからずありました。今でもあります。しかし、そんな中で私の活動を見て応援してくれる方が一人、また一人と増えて行きました。そんな方々達の為に私は誠意をもって活動していこうといった想いで今も続けております。その積み重ねてきたものが、今では私の書いたレポートは英訳されて世界に向けて発信され、地元の山々においては同じ志を持つたくさんの素敵な仲間たちと一大プロジェクト成功に向けて動き出しております。夢半ばですが、確実に大きな一歩を踏みだすことが出来ました。今回レポートを書かせて頂いた方々もきっと同じだったかと思います。元は標高の低い小さな低山だったものが、ルートが繋がり大きな連山となり、長いトレイルコースへ進化しました。それはまさに美濃國山城トレイルそのものです。私たちは来年、そしてその先の未来に向けてこれからも里山を愛し、そして里山ライフを楽しんで行きたいと思います。

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