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山の日レポート

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通信員レポート

第34回ハセツネCupレポート   ~選手編~

2026.10.11

全国山の日協議会

2026年10月11日~12日に行われた第34回ハセツネCup。
今年も、大会関係者のご厚意により、会場でインタビューをさせて頂くことができました。
お話を伺ったみなさま、お忙しい中でご対応頂きありがとうございました。

円谷千里さん(ゼッケン5529)と仲間たち

今回お話を伺った円谷千里さんは、これまでの大会の成績について、一昨年は19時間半、その前の年は23時間半での完走だったと語ってくれました。今大会では、一昨年のご自身の記録を超えることを目標に掲げての参戦です。昨年は走る時間を十分に確保できなかったものの、今年は意識的に練習の時間を設け、月間200kmを目標に走り込んできたそうです。

昼夜の気温差が激しく、日中は26度近くまで上がる今回のタフなコース。上りが苦手だという円谷さんにとって、最大の勝負どころは「浅間峠」とのこと。また、11月に控えているFTR100kmレースを見据え、今回はポールを使用しないスタイルでの挑戦となります。

「完走できれば一番いいのですが、私は最後の最後に強いので、日の出山から頑張ります」と、ご自身ならではのレース展開と力強い意気込みを語ってくれました。

普段は高尾山の「権現茶屋」で店長を務めている円谷さん。この連休中は非常に忙しい時期にもかかわらず、スタッフの方々の理解とサポートのおかげで、毎年レースのためにお休みをとることができているそうです。「スタッフのためにも、必ずいい報告ができるように頑張りたい」と、応援してくれる職場の方々への熱い思いを胸に、お仲間とともに奥多摩の山へと出発しました。

左から、鈴木悌史選手、円谷千里選手、苫田晋司選手



紅林佑星さん(ゼッケン4202)

続いてお話を伺ったのは、静岡県からお越しの紅林 佑星さん。ハセツネCupへの出場は今回が初めてとのことで、「まずは完走を目指したい」と初挑戦への意気込みを語ってくれました。

ご自身にとって70kmという距離のトレイルレースは今回が初めて。これまでは30kmほどのトレイルレースへの出場経験があるそうです。今回のハセツネに向けては、ご自宅から近い静岡市内の「浅間神社(浅間山)」周辺でトレーニングを重ねてきたとのこと。浅間神社周辺のトレイルコースは地元でも定番の練習スポットとなっており、しっかりと足腰を鍛えてこの日を迎えました。

昼夜で気温差が大きいハセツネの過酷なコース。紅林さんが最も警戒しているポイントは、「夜になって霧が発生し、スピードが出せなくなる時間帯」だそうです。気温の低下だけでなく、視界不良によるペースダウンをいかに乗り切るかが、初めての70kmを完走するための鍵となりそうです。

最後に、応援してくれている仲間やご家族へのメッセージをお願いすると、「初めての70kmですが、ドキドキする気持ちも含めて楽しんで走ってきます!」と、緊張の中にも初挑戦ならではのワクワク感が伝わる、爽やかな笑顔で答えてくれました。

紅林佑星選手

青木 俊之 さん(ゼッケン6028) ~ただ一人の「ハイパーアドベンチャーグリーン」~

続いてお話を伺ったのは、今大会で選手宣誓という大役も務められた青木俊之さん。過去の大会で、台風やコロナ禍による中止を除いてすべて完走を果たしている、ただ一人の「ハイパーアドベンチャーグリーン(30回完走者)」です。

インタビュー時は「これから選手宣誓もするので、普段のルーティンと違って若干緊張気味です」と笑顔を見せつつも、「30回完走したので、次は31回。1年1年、なんとか歩いてでも完走したいです」と静かな闘志を語ってくれました。

青木俊之選手

~人生の目標は「79歳で50回完走」~

今後の目標について伺うと、驚くべき答えが返ってきました。
「50回完走までが私の人生の目標になっています。年齢にすると79歳なんですよ。そもそも生きているかどうかも分からないし、今後も台風などで大会が中止になる年もあるかもしれませんが、大会が無事に開催され、何もなければ、あと20回。79歳で完走できればと思っています」。

そんな青木さんに、完走する上で一番気をつけていることを尋ねると「飛ばしすぎないこと」という答えが。さらに、「今日のように特に暑い日は、水分不足にならないことが重要です。私の過去の経験上、最低でもこれくらいは必要だろうと、今日は3.5リットルの水分を持っています。もう少し暑ければ4リットル持ったかもしれませんが、今日は26度くらいなので3.5リットルで調整しました」と、長年の経験に裏打ちされた緻密なマネジメントについて教えてくれました。

最後に、応援してくれる仲間やフォロワーへのメッセージをお願いすると、レジェンドならではの深い言葉をいただきました。
「自分自身がやるだけなのですが、まず30回完走できたのは、大会が30年間続けて開かれたことのおかげであり、本当に感謝しています。それ以上に言うことはありません。自分ではコントロールできない部分も含めて、大会が開催されることにまずは感謝を申し上げたいです」。

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