閉じる

ホーム

  •   
  •   

閉じる

山の日レポート

山の日レポート

山の日から

科学委員会がスタートしました

2023.05.24

全国山の日協議会

第1回科学委員会を開催

科学委員会は、全国山の日協議会(以下、協議会)の活動について、科学的な視点から提言、助言できる専門家によって構成される常設委員会と位置付けられています。当初は2022年度中に第1回の会合を持つ予定でしたが、コロナ禍のもとスタートが遅れ、この5月24日にようやく対面での第1回の会合が開催されました、出席者は委員6名、オブザーバー1名、理事・事務局から5名で、協議会のこれまでの活動や今後のありかたなどについて、和やかななかにも熱のこもった議論が展開され、有意義なものとなりました。

科学委員会の位置づけ

委員会の構成 多様な専門性と豊かなフィールド経験

科学委員は現在8名ですが、それぞれの専門分野、取り組んでいる領域は地球環境学、生物資源保全学、水圏環境学、生物多様性科学、運動生理学、農業経済学、南アジアやヒマラヤの地域研究など、従来の学問分野の枠には収まり切れない幅広い領域に及んでおり、どなたもそれぞれの分野の第一線で活躍し、高い評価を受けてこられた方々です。ただ専門は異なるものの、共通するのは、地道なフィールドワークを長年続けてこられたということで、専門分野が異なるため、これまで面識のなかった委員同士でもすぐに打ち解け、共感を持ちながら議論が交わされる様子が印象的でした。

当日ご参加いただきました委員の方々により活発な意見交換がなされました

委員会の今後の課題

異なる専門分野の研究者が一堂に会し、共通の課題に関して意見を交換することは、たとえば政府などの審議会などではよくあることです。ただ本委員会のように、日本や世界の山の自然やそこに暮らす人々の文化についてといった幅広く、言い換えれば漠然としたテーマで、異分野の研究者が自由に意見を交換する場は、じつはほとんどありませんでした。
また新しい研究分野は常に開拓されており、そういった新領域の研究者を取り込んでゆくことも必要になります。
さらに委員の多くは高齢です。委員会により若い世代の研究者を取り込み、育ててゆくことも、必要となります。オブザーバーという位置づけのメンバーを加えたのはそのような意図からでした。

委員8名、オブザーバー2名、理事2名

終わりに

委員長安成哲三氏、副委員長鹿野勝彦氏を、出席者全員一致で決めました。安成先生、鹿野先生、よろしくお願いします。
科学委員会は、今後少なくとも年2回は定例で開催する予定です。
委員会委員の紹介、第1回の議事記録等は別途公開します。

左より 安成委員長、鹿野副委員長 

RELATED

関連記事など